6章・キルトVSレイ

そのころキルト側は・・・
か〜っ!レイのやつちょこまかちょこまか動きやがって!こっちの攻撃がまったくあたらねぇ!!
「どうしたの?いきがあがってるよ〜」
「へっ、どうってことねぇよ・・・いくぞ!!」
「はいは〜い」
レイはそういって一瞬で消えた。
は〜、またか・・・。どこだ・・・
後ろで気配を感じた。手に持つ槍ですぐさま突いた。
「いった〜い!」
腕をかすった程度か・・・けっ!

後ろでものすごい爆発音が聞こえた。
「なっ!!」
「おっ、むこうは終わったみたいだね〜」
「どういう意味だ?」
「あの子には負けたときに自爆するように仕込んであったのよ」
「そういうことか!」
そういってオレはレイに槍を突き立てた。
「あたしにはきかないよ♪」
レイはオレの槍の柄の部分に立っていた。
「なっ!?・・・ふっ・・・おわりだぜ、レイ」
「さて、どうだろうね?」
オレはそのまま槍をぶんまわして前へ飛ばした。
「それでどうやって終わらせるの?」
「こうやってだよ!」
レイの背中に赤き刃が傷をつけた。
「う・・・そ・・・」
「どうやら、無事だったみたいだな」
「当たり前だ。多少怪我はしたけどな」
どこが多少だ。頭から血をだらだら流している。
「くっそ〜〜〜・・・今日はここまでか・・・」
そう言ってレイは消えていった。死んだわけではない。
帰ったか・・・またとり逃したか・・・
「で、大丈夫なのか?稜」
「問題な・・・」
そこまで言って稜は倒れた。
「おい!大丈夫かよ!おい!」
そのまま保健室へ連れ込んだ。なんでオレが・・・

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