で、結局ブレイブのパートナーに強引になることになった。
今日から学校。ブレイブがついてくるとうるさいから
、ブレイブもつれての登校になった。
「変なことするんじゃねぇぞ」
「問題ない。お前以外には俺は見えてないよ」
「そういう意味じゃなくて・・・」
「じゃあどういう意味だ?」
「もういい・・・」
頭の辺りからパチパチと火花を散らせながら俺の横をついてきていた。
まったく、これで火事にならないのが逆にすごいよ・・・学校では何事もなく終わると思った最後の6時間目。
ブレイブが急に、
「何かが来る」
「はぁ?何がくるってんだよ?」
「そんなことわかるか!」
「なんだよ!それ!」
「そこ!!うるさい!!」
「・・・すいません・・・」
先生にしかられるとは・・・ちぇっ・・・
そのときだった。学校中の窓があちこち割れた。
「なんだ!?」
「きたか、いくぞ!」
そういってブレイブは窓からグラウンドへでた。
「あのやろう!まて!」
「柏木!待ちなさい!」
先生の声がとんできた。
「ここは3階だぞ!」
・・・しまった。生身の人間である俺にとっては自殺行為!
「ぅあぁぁぁぁぁああぁぁぁああぁぁぁぁっっっっ!!!!」
ガサッ!ガサガサッ!!ガサッ!!
俺はちょうど植え込みのところに落ちたようだ。
「何をやっている」
「うるせぇ・・・」
グラウンドに立っていたのは1人の女と1匹の化け物。
「なんだ?あれ・・・」
「さぁな。俺たちを狙っているようだ。稜、とっととやるぞ」
「やるって、丸腰でか?」
「馬鹿かお前は。武器を作れって言ってんだよ」
「どうやって?」
「イメージしろ!!」
「なにやってんの?全然こないからこっちから来ちゃったよ」
「「なっ!?」」
来たのは一瞬。あっというまだ。
「くっ!いくぞ!ブレイブ!!」
「ああ!!」
俺は武器をイメージしだした。そのとき、
「そんなことさせないよ」
といって武器を取り出したときだった。
「みつけたぞ!レイ!!」
「ありゃりゃ、キルトが来ちゃったか・・・」
俺は武器のイメージがおわった。手に持っているのは剣だ。
「さて、これで2対2だなレイ」
「そうだね・・・私はキルトとやることになるだろうし・・・」
「じゃあ俺があいつ?」
明らかにでかい化け物。
「そうなるな・・・いくぞ!!」
レイとかいうやつとキルトとかいうやつが戦闘をはじめた。
「はぁ〜。まぁ、やるしかないな」
とにかくでかい。動きはのろそうだ。だったら
後ろに回りこませてもらうか。
俺が後ろに回りこんだとき、その化け物はいつの間にか
俺の後ろに回りこんでいた。
「なっ!?」
そのままその化け物に殴り飛ばされた。
木にぶつかってようやく止まった。ダメージはでかい・・・
「あいつ・・・はえぇな・・・」
速さで負けている俺。どうするべきか・・・
・・・そうだ!火花!!
「おいブレイブ俺が『出せ!』っていったら火花を出せよ!」
「・・・理由は聞かない。了解だ」
俺は敵の顔めがけて飛んだ。化け物が腕をふりまわしてきた。
ギリギリではあったがその腕はそのまま通過していった。
「出せ!!」
剣からは火花が飛び散った。その先には化け物の目。
火花は見事に化け物の目に入っていった。
「グギャ!ギャ!ギャ!」
何を言っているかはほっといて俺は剣をそいつの喉めがけて
つきたてた。
いとも簡単に剣は突き刺さった。
「終わりっ!」
そのときだった。その化け物が爆発しだした。
俺はそのまま爆発に巻き込まれた。
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